歯肉炎と歯周炎

こんにちは!

長野県安曇野市穂高の医療法人社団朋有会 山本歯科クリニックの歯科衛生士 渡邉です🍑

皆さんは、「歯肉炎」と「歯周炎」の違いってご存知ですか?

どちらも歯肉に起こる病気で、歯肉炎・歯周炎の総称が”歯周病”です

ではまず、「歯肉炎」についてです☝

歯の周囲にある歯肉だけが腫れている、比較的軽度な炎症のことです。この状態であれば大抵の場合、原因となっているプラーク(歯垢)と歯石を除去し丁寧にブラッシングをすれば治ります。ですが、この歯肉炎を放置したままにすると症状が悪化してしまい、次のステップである「歯周炎」になってしまいます。

次に「歯周炎」についてです

歯肉炎が悪化し、歯を支える骨にまで腫れが広がっている重篤な炎症のことです。この状態では、骨の一部が失われている可能性もあり、元の状態に戻すことは大変難しくなります。歯周炎にまで症状が進行してしまうと、歯肉の腫れや膿が出てきたり、歯がぐらついて抜けたりしてしまうことがあります。

歯周病は、ある日突然に重度の症状がでるのではなく、徐々に進行する病気です。症状がでているのに放っておいてしまうと、歯周病がかなり進行しているかもしれません😱

歯周病の初期段階である「歯肉炎」であれば、症状は軽度でしっかりケアすれば症状はおさまってきます。

定期検診を受診するのが一番ですが、少しでも症状があれば早めに歯科医院で診てもらってくださいね😄

2021年6月29日(火)