お子さまの歯並び、気になりませんか?

将来、歯並びやかみ合わせが悪くなるのを予防するために、子供の成長する力を利用して、正常な歯並びやかみ合わせに誘導することを咬合誘導といいます。

具体的には、虫歯の治療、顎の骨の成長発育の促進や口腔周囲筋の機能訓練などを行います。

歯の大きさと顎の骨の不調和により歯並びが悪くなりますが、虫歯や早期の歯の喪失により歯の間のスペースが小さくなってしまうと、永久歯の生えるスペースがなくなり、将来歯並びが悪くなってしまいます。

しかし、成長期(小学生くらい)のお子さんであれば、顎の成長を促すことにより将来のスペース不足を補うことができるのです。

将来の永久歯抜歯による矯正や顎の骨の手術を回避できる可能性が高くなるのが最大のメリットと言えるでしょう。

 

お子さんの口の中をご覧になってみてください。

乳歯列期の理想の歯並びは、歯と歯の間に少し隙間があることです。

これは乳歯より永久歯のほうが大きいからです。

もしもぴったり並んでいたら、歯並びがボコボコな乱杭歯や八重歯になる可能性が高いです(叢生)。

歯ぎしりがひどくて歯がかなり磨耗している場合、6歳臼歯といわれる上下の第一大臼歯の生えるスペースがなくなり、歯が生え変わるのが遅くなる可能性があります。

他にも上下の前歯の隙間があいている(開咬)、下の前歯が上の前歯より前に出ている(反対咬合)なども将来不正咬合の原因になりますので早期治療が望ましいです。

お子さまの歯並びに少しでも不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

2023年4月17日(月)